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H-211 ハウスマン鉱(Hausmannite)とアレガニー石(Alleghanyite)とテフロ橄欖石(Tephroite)
紙製黒箱90�弌�75�弌�20��.母岩約81�弌�56�弌�41��.
Hausmannite ハウスマン鉱 Mn2+Mn3+2O4 正方晶系,同一標本内
に黒色金属光沢〜亜金属光沢部.チョコレート色不定形塊状部の2通
りがある.Alleghanyite アレガニー石 Mn2+5[OH|SiO4] 単斜晶系.
アズキ色〜帯紫褐色ガラス光沢塊状部.
Tephroite テフロ橄欖石(マンガン橄欖石) Mn2+2[SiO4] 直方晶系.
灰緑色〜帯青灰緑色の油脂光沢部.
産地:滋賀県高島市朽木地子原上立戸 立戸鉱山(立都鉱山).
三者ともにマンガンの高品位鉱石を構成するマンガン鉱物です.丹波帯の堆積岩中に胚胎する層状マンガン鉱床より産しました.黒色金属光沢〜亜金属光沢を呈するハウスマン鉱と,小さなレンズ状でチョコレート色無光沢を呈するハウスマン鉱が同一標本内に共存しています.アレガニー石はアズキ色〜帯紫褐色ガラス光沢を呈し,灰緑色ガラス光沢〜油脂光沢のテフロ橄欖石を伴っています.そのほかに少量の灰紅色〜淡紅色ガラス光沢を呈する菱マンガン鉱や白色ガラス光沢で,やや顕著な劈開を有する重晶石などを伴っています.
滋賀県高島市朽木地子原 立戸鉱山
